泣き童子

 読みました! 宮部みゆきさんの三島屋変調百物語参之続「泣き童子」、人の心の奥底に潜む闇の部分から、ほっとさせる優しさの部分まで、ファンとしては待ちわびたたまらない一冊でした。山奥から出てきた親子の事を見守る「おこぼさん」、妹が特殊な能力を持っていなかったうれしさと、その能力がないことによる災厄に遭うのではないかという兄の気遣いが書かれた物語、一つ一つの物語が心に染み渡っていきました。是非、皆さんも読んでみてください。

夏の夕暮れ

セミの抜け殻

桜の木(紅葉した葉が落ちています。7月15日撮影)