情けない

 夜9時のNHKニュースで、中学校を卒業する山内君という男の子の事を放送していました。山内くんのお父さんは消防職員で、住民に避難を呼びかけていて津波に流されて今も行方が分からないとのことでした。山内君が、もう一度お父さんに会いたいと目を潤ませませながら話す姿をみて、涙がこぼれました。でも、山内君は高校に進学したら野球がやりたい、将来はお父さんの様になりたいという夢をもって前向きに生きていこうと頑張っています。『頑張れ!山内君
 今回の震災によって、山内君のように身内の方が行方不明になったり亡くなられた家庭がたくさんあると思います。是非、希望を持って一歩一歩歩んでください。『頑張れ!みんな 頑張れ!日本
 さて、今日自治労の新聞を見る機会がありました。ホームページにも載っていますが、災害特別カンパとして組合員一人あたり1000円を目標に行うと書いてありました。3月25日の記事にも書きましたが、モンゴルでは公務員の給料1日分を募金しようという呼びかけをしているのに、あまりの金額の低さに情けなくなりました。せめて1万円を目標にして欲しかった。被災地では自治労の仲間達が、自分も被災し、家族が行方不明という方もおられるであろうけど、被災した住民の為に、一生懸命頑張っておられます。近県の自治体は人的援助が出来ると思うけど、関西以西の自治体では、頑張ってという祈りの外には、物的・金銭的援助しか出来ない。金額の多少ではないと言われるかもしれないけど、同じ仲間としてであればもっと、もっと応援してあげて欲しい。元自治体職員として、組合活動をしてきた一人としてほんとに情けない思いでいっぱいです。